「ハマちゃんバス」の継続を考える「横浜市地域公共交通会議」が
'07/3月に始まります。

西区の皆様も、新聞等で、「ハマちゃんバス」が無くなるということを、ご存知の方が多いと思います。
この路線は道路局の所管で、2つの区役所が支援し、横浜市交通局が協力しているもので、
横浜市交通局での「ハマちゃんバス」の正式系統名称は270系統と呼ばれていますが、
市交通局は採算の取れないバス路線を廃止していこうという方針を固め、
残念ながら「ハマちゃんバス」270系統も、その中に含まれています。
平成15年12月にスタートした「ハマちゃんバス」は2年間の実験運行結果を見て、
平成18年4月より運賃や事業の仕組みを変え、持続可能な運行形態にし、継続的運行を目指しましたが、
平成18年4月から11月までの1日当りの平均収支は、収入44,578円に対し、支出58,500円という数字で、
毎日、13,922円の赤字、年間にすると580万円の赤字という実状でした。
高齢化社会が進む中、今後こうしたコミュニティバスの必要性が高まる状況での廃止です。
日本各地の、コミュニティバスの成功例も参考にしながら、今後「ハマちゃんバス」の運行継続が
どんな形態であれば可能かを、地域の皆様と一緒に考えて行きたいとおもっております。
出来るだけの力を持って、運行再開を実現したいと、強く願っております。
皆様のご意見、お知恵がございましたら、
3月より始まる「横浜市地域公共交通会議」(継続委員会の名称)または、
しみず富雄事務所までお寄せ下さい。

  


                                <西区まちだより'07/1月号掲載記事>


ハマちゃんバスと私
                   横浜市会議員 しみず富雄

横浜市西区の最大20%の勾配がある水道道を、小型のバスがゆっくりと上って行く。
平成15年12月15日。私は、この時の感激を今も忘れておりません。
私が市会議員に当選して以来の長年の夢であった光景が目の前に現れてきた瞬間でした。
皆さんご存知の「ハマちゃんバス」の登場です。恩師 菅 義偉・現総務大臣が、20年前の
市会議員時代に構想を抱いた「循環バス」が実現しました。
私は、先生から受け取ったタスキを、ゴールに運べました。
「ハマちゃんバス」が運行されるまで、西区の北部と南西部の丘陵地域は幹線道路から離れた、
交通空白地域で、65歳以上の高齢者と呼ばれる方々が多く住んでおられる地域でした。
菅 先生と私は、この地区の住民の方々が、買い物や通院に出かけるのに、
急な坂道を歩かざるを得ない状況を何度も見て、胸を痛めておりました。
菅 先生が衆議院議員となられ、後を私に託されてから、
どうしたら皆さんの生活負担を軽減できるだろう、
どうしたら循環バス構想と連携出来るだろうかを私は常に考えていました。
構想実現までに生じた様々な問題をクリアしながら、
現在「ハマちゃんバス」の愛称で呼ばれている循環バスは、
2年間の実験運行という形で運行するようになったのです。
その「ハマちゃんバス」が存続の危機に立っております。
ぜひ、皆さんのご協力をお願いします。


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